ついに国内の大手3キャリアから、サムスンのAndroidスマートフォン「Galaxy S6 edge」が出揃いました。本体の両サイドが曲面ディスプレイになっているのが特徴である本機種。Galaxyアンバサダーモニターで実機をお借りしているので、実際に使ってみたインプレッションをゆる~くお伝えしたいと思います。今回はエッジスクリーンのお話です。
エッジスクリーンって持ちづらくない?
映像/写真の没入感は抜群
エッジスクリーンは、昨年リリースされたGALAXY Noteシリーズの派生モデル「GALAXY Note Edge」に搭載された飛び道具でした。普遍的になってしまったスマートフォンのデザインに一石を投じるような意欲的かつ、国産メーカーには感じられない端末メーカーとしての"余裕"みたいなものを感じるプロダクトだったと個人的には思います。
それが今回からメインストリームであるSシリーズにもバリエーションの一つとして採用されました。しかも両サイドにエッジスクリーンが搭載されました。
初代「GALAXY Note Edge」のときは、「使いやすさを考慮して右側面にのみエッジスクリーンを搭載した」とメーカーは言っていましたが、やはり本当のところは両面に付けたかったようですね。付けるのはいいのですが、やはり直接手に触れる部分なので持ちやすさへの影響は気になるところ。
デュアルエッジスクリーンになったことで良い点としてまずひとつ。手に持ったときに触れる面が小さいです。側面は鋭さを感じるほど薄く、138gの重量と相まって手に引っかかるホールド感があります。寝っ転がって使っていても、しっかり保持できる感じ。ちなみに側面はアルミフレームなので、質感も非常にGood(見た目はiPhone 6っぽいです)。
ホールド感は良いのですが、持ちやすいかと聞かれれば答えはノーです。しばらくS6 Edgeを使ったあとにエッジスクリーンではない普通のスマートフォンを持ってみると、なーんかしっくり来てしまい、「まるで実家のような安心感」を覚えてしまうのが正直なところなんですよね。この違和感に慣れられるかが、この機種を気に入るポイントになりそうです。
エッジスクリーンで便利になるのはどんなこと?
エッジスクリーンを搭載することで、機能的に便利になるところはどこでしょうか。メーカーが提示している使い方として、よく使う連絡先をエッジスクリーンからスワイプしてすぐに呼び出せる「People edge」や、あらかじめ登録した相手から不在着信などがあったときにすぐに返事ができる機能、そして本体を裏返して置いたときに、エッジの点灯色で着信した相手がわかる「エッジライティング」などがあります。
ほかにも、スリープ中にエッジスクリーンを擦ることで、時間やニュースフィードが表示できたりするのですが、まぁ、ぶっちゃけどれもいらんです。そもそも今時の連絡はLINEです。もちろんLINEの通知などには対応してませんし、エッジスクリーンでちまちまニュースを読むなら画面点灯しろよって話です。このように、「これがあるからエッジスクリーンを使いたい」というキラー機能は存在しません。なくてもまったく困らんのです。
ではエッジスクリーンの必要性とは一体なんなのでしょうか。僕が結論として考えたのは「デザイン」としての有用性です。
エッジスクリーンは「マテリアルデザイン」と相性がバッチリ
Androidは、ユーザーインターフェース(UI)のガイドラインとして「マテリアルデザイン」を打ち出しています。わかりやすいところで言えば、Gmailアプリです。横からサイドメニューを引き出したり、右下に丸いボタンが表示されたり、項目を左右にスワイプして削除したり、フラットなデザインだったり。開発者はAndroidアプリをみんなでこのマテリアルデザインに合わせることで、アプリ全体の統一感や使いやすさを図りましょうというものです。実はこのUIがGALAXY S6 Edgeのエッジスクリーンと相性抜群なのです。
例えば、スワイプさせて画面端から引っ張りだすサイドメニュー。エッジスクリーンだと、端から巻物をスルスルっと引っ張るようなアニメーションに"自然"となるので、見た目が俄然面白くなります。そして、なにより個人的にポイント高しなのが、エッジスクリーンを指でなぞる気持ち良さ。Note Edgeの時から感じていましたが、曲面を指でなぞる……これは癖になりますよ。
背面もフラットでカッコイイ……これについてはまたどこかで
UIはもちろんのこと、先進的な印象を与えるエッジスクリーンの外観的魅力はかなり大きいと思うのでした。
エッジスクリーンの見た目にビビっと来たなら買い
四角いスマホに飽きたあなたに
結局、機能的な便利さというものはあまり感じられず、S6 Edgeの魅力はエッジスクリーンによる見た目に尽きると思いました。シャープがスマートフォンにおいて狭額縁で攻めているように、サムスンが出した本体デザインの一つの答えがエッジスクリーンなんだと僕は感じます。
qiによる無接点充電にも対応しています
もちろんエッジスクリーンだからこそ出来る機能を生み出せればいいのは間違いありませんが、S6 Edgeのデュアルスクリーンを見て「カッコイイな」と思ったならそれだけで購入に踏み切ってもいいと思います。GALAXYシリーズに関しては、一般ユーザーは外観だけで選んでもスペック的に何一つ心配する点はないということです。
ギャラクシーS6、多くの人がそれはとても良いと言う。 私はこれを使用したいと思います。 それはとても美しいです。 しかし、人々はこれを言う。 อเมริกาเหนือ-ใต้
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