Google好きのあなたはすごく楽しめる――映画「ザ・インターンシップ」を観た


この映画は二人の男が失業、そしてGoogleの正社員として採用されるまでを描いたコメディ作品です。

(2015年4月3日にBD&DVDが日本正式リリースとのことで、加筆修正しました)


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ビリーとニックは非常に優秀な営業マン。アナログに顧客の好みや近況といった事前情報を頭に入れ、アナログに巧みな話術で相手を魅了し、アナログに腕時計を売ってきた。

ところが、誰もがスマートフォンで時刻をチェックするようになり、腕時計をしなくなったデジタルな今、彼らのいる会社は畳まれることなってしまった。優秀な営業マンといっても所詮会社の駒――職を失う。
転職先を探す中、ウェブサイトを見ていてたまたま目に入ったGoogleの文字。ピンときた二人は無給のインターン生としてGoogleで働き、優秀者は正社員になれるというインターンに参加することになるが……。

……というお話なのですが、Google本社が舞台となっており、それはもうGoogleのサービス/製品群がこれでもか! ってぐらい登場しまくります。全米で2013年7月に公開されたのですが、当時は「ただのGoogle宣伝映画だ」と言われたほど。



ハングアウトを使ったインターンの面接シーンでは、難問奇問で有名なGoogleの面接質問の中から「あなた10円玉の大きさに縮められて、ミキサーの中に入れられました。もとの密度を保ったまま、あなたの質量は小さくなります。ミキサーの刃はあと60秒で動き出します。さて、どうする?」が登場します。

自慢の営業トークをバリバリ駆使した二人ならではの回答に思わずニンマリ。観ていて爽快感のあるテンポが良さで、劇中に惹きこまれてしまいそうです。

なんとかGoogleのインターンに潜り込むことに成功し、Google本社のあるカリフォルニア州マウンテンビューに乗り込む二人。


Googleの敷地内に入ると、開発中の無人車両が走っていたり、すべて無料で提供されるカフェ/食堂に驚いたり、素敵な女性を見つけたり。スケールの大きいGoogleワールドに飲み込まれていきます。個人的にこのシーンのワクワク感が非常に好きです。

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……そういえば、劇中に出てくるほとんどの社員がChromebookを使っているのですが、実際もそうなのでしょうか。とってもクールです。



今回のインターンには各地からとんでもないほどの優秀な学生が集まっており、冒頭のチーム作りでは年齢の高いビリーとニックは煙たがられて苦戦します。そんな中、現れたのは彼らを採用するキッカケを作った24歳の若手Google社員。結局チームはビリーとニックの2人と、他であぶれてしまった3名の学生、そして先ほどの若手Google社員の計6名で結成されるのです。

物語はこのチームメンバーで進んでいきます。ビリーとニックはWebやコードに関する知識がゼロに等しいのですが、持ち前の経験と知識、コミュニケーション能力はピカイチ。一方で他の若者メンバーはコーディング能力はあるものの、人間的に問題があり。嫌なライバルも登場し――という先行き不安な感じ。

……しかし、最後にはビリーとニックのおかげで一致団結してうまくいくぜ~という王道パターンに落ち着きます。この映画はその王道に"Google"というスパイスを効かせた作品なのです。……そして僕みたいなのが釣られるわけです(笑)

ガジェッターや、ギーク、ネット好きの皆さんにはぴったりな映画です。Googleのサービス製品群が好きな方は観ているだけでワクワクすると思います。日本では劇場公開されていないのですが、不思議なことに海外向けパッケージに日本語吹き替えと日本語字幕が収録されているのでバッチリ観られます。2000円前後でBDが手に入るので、興味のある方やGoogle好きの方にはぜひオススメします。僕の周りにいる人ならお貸ししますよ~。

2015年4月3日に日本でBD&DVDが正式リリース決定しました。ちなみにGoogle PlayやiTunes storeでは既に配信中です。

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