新五千円札と共に発表された国立印刷局の紙幣識別アプリ『言う吉くん』


こんにちわ、やむけい(@yamkei)です。
財務省が来年5月から新しい五千円札を発行すると発表しました。お札表面にあるホログラムの形を変えたり、サイズも今から1.7倍に大きくして目の不自由な方でも触って識別しやすくするためだそうです。それ自体はとっても良いなと思うのですが、気になるのが共に発表されたiPhone向けのお札識別アプリです。なんでもカメラで紙幣を読み取ると額面を音声で教えてくれるんだとか。配信が今日からということなので、さっそく使ってみました。


国立印刷局の紙幣識別iPhoneアプリ「言う吉くん」


App Storeで「紙幣」と検索すれば出てくる「言う吉くん」というのが今回話題のアプリです。視覚障害者向けだけあって、アプリを起動するとすぐに「本アプリは紙幣の額面確認補助用であり、審議判別機能はなし」といったアナウンスが流れ、カメラが自動で起動します。


あとは紙幣を写せば音声と共に額面が表示されます。非常にシンプルな作り。紙幣全体を写す必要はなく、結構接写しても認識してくれます。



読み取れる紙幣は日本国内の紙幣、千円・二千円・五千円・一万円です。


どうやって読み取ってる?


色々試してみたところ、どうやら紙幣の数字を文字認識しているようです。上の画像のように数字がある部分を写すとすぐに認識されますが真ん中では認識されません。つまり高度な技術は使われていないため、紙幣の写真などでも反応します。あくまで額面識別用ということです。紙幣が折り曲がっていても数字さえ読み取れればOK。


そもそも目の見えない人がiPhone操作できるの?



こちらは生まれつき両目が見えないユーザーがどのようにiPhoneを使っているのかレビューしている映像です。iPhoneはアクセシビリティが充実していて目の見えない人でもなるべく使えるように設計されています。あなたもiPhoneを設定していたらいきなり「iPhoneが喋りだした!?」という経験をされている方も多いのでは?アレです。



目が見えなくてもInstagramも使えます!よく考えたら目の見えない人にとってiPhoneってすごい使えそうですよね。マナーモードも物理スイッチだったり。



こちらは目の見えない日本人の方が、Twitterでどのようにツイートしているか解説している映像です。iPhoneもすごいですが使う人もすごい!


まとめ

安倍内閣の基本方針「難病や障害のある人でも社会で活躍できる環境を作る」に則って、財務省や日銀が製作したこのアプリ、触って額面がわかる新紙幣が出回れば不要となりそうですが、現状の目の見えない方にとっては実用的なアプリとなりそうです。

ただ、税金使ってるならもっと力入れろよとも思います。あくまでシンプルなのは良いことですが、暗いところでは自動でフラッシュが点灯するとか気が利く機能も欲しいような。。。

Android版は今後、搭載する携帯電話会社や端末メーカーを募集するとのこと(Playストアでは配信しないのかな?)
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