【レビュー】某ツートップより良いんじゃない?フルアルミボディで極上の質感~au2013夏モデル『HTC J One HTL22』~"meet the HTC night"


こんにちわ、やむけい(@yamkei)です。
auの2013年夏モデルとして発表された4つの新機種のうちの1つである『HTC J One HTL22』のブロガー&プレス向けイベント"meet the HTC night"に、ITmediaさんのご厚意で参加させていただいたので、イベントのご紹介とともにHTC J Oneのレビューをお伝えします。



フルアルミボディで文句なしの質感



アルミ ビューティフル。
今までのHTC Jシリーズとは一変して、ひんやりとした感触がするHTC J Oneのフルアルミボディは非常に高い質感によって所有感を満たしてくれます。

iPhone 5やXPERIA Pのアルミボディが人気なように、本体をアルミにするのは質感を高める上で一つの完成された答えだと僕は思っていて、国内で手に入るアルミボディなスマホが増えるのは大・大・大歓迎です。Androidスマホでこの質感を楽しめるのは喜ぶべきニュースでしょう。

「ガワはiPhone 5で中身はAndroidな端末が欲しいなー」なんて普段から思っていた人は大注目です。(僕のことです)
重さは約157gとやや重めですが、この重量感が逆に質感を高めていて全然気にならない印象でした。はて私は何回質感と言ったでしょう。とにかく質感イイ!

(クリックで拡大します)

背面は丸みを帯びていて優しいフォルムになっており、Xperia Zのように角ばっていないため手に馴染みます。拡大していただくとわかりますが、iPhone 5と同じようにエッジの回りが綺麗に面取り処理されています。


↑こちらは海外モデルのHTC Oneの映像ですが、同じ処理だと思われます。



カラーバリエーションは「ホワイトメタル」と「ブラックメタル」の2種類



会場では「ホワイトメタル」しか見当たらなかったので、「ブラックメタル」は拝見できませんでした。
僕はアルミ感を味わいたいのでホワイトメタルが好きかなー。



そこそこ大きいディスプレイと本体サイズ

iPhone 5よりHTC J Oneのほうがカッコイイと思う

HTC J Oneはキズに強い「Infinity Glass」を採用した4.7インチのフルHDディスプレイを搭載していますが、本体サイズは5インチ級でかなり大きく、片手で操作は難しいです。案の定、親指は上部に届きません。


会場でも、「デカい・・・」という女性の声がチラホラ。変な意味じゃないですよ。(あっ)
これも時代の流れだと思って割り切るのもアリじゃないかと思います。大画面も決して悪くなく、YouTubeなどの動画を見るときに迫力があるんです。普段iPhone 5を使っている身からするとちょっと羨ましいですね。
もちろん持ちやすさも大事ですけど。


専用アンプ搭載のデュアルフロントスピーカー

上部左にある2つの穴は騒音の中でも快適に通話できるノイズキャンセル用のマイク 


液晶面の上部と下部には大きなデュアルフロントスピーカーを搭載。といっても小型なので「迫力の低音が!」というわけではないものの、内蔵アンプのおかげか騒がしい会場でも割れることなくしっかり音量を出すことができました。ベッドで寝ながらこのスピーカーと大画面で動画を楽しむのもすごく良いですね。


ホームボタンの位置は慣れが必要かも


HTC J Oneのタッチセンサー部分は左がバックキー、右がホームボタンと特殊な配置になっています。
個人的にはホームボタンは真ん中にないと気持ち悪いなと感じてしまうのでちょっとイマイチかも。
海外モデルではHTCのロゴが隠されたタッチセンサーになっているなんて報告もあるので、カスタマイズできると嬉しいのですが・・・。

ホームボタンは長押しでGoogle Now、2回押しでアプリ履歴が表示できます。




microSDXC対応や赤外線、ワンセグ、おサイフケータイなど国内機能もばっちり


HTC Jシリーズといえば国内のガラケー機能もしっかり備わっているのが特徴です。HTC J Oneもちゃんと搭載しています。昔はHTCの端末なんてバリバリ海外スマホの代名詞だったのに良い時代になりましたよね。「一般層に売りたい!」というHTCの意欲が伝わってきます。海外の質感の高いスマホに国内で困らない充実機能搭載、最高です。

一方で、最近の国内モデルでは標準になりつつある「防水防塵」には非対応となっています。
ぜひ、アルミボディで防水防塵、実現してほしいものです。


スマホカメラは新たなステージへ、通常の3倍明るい「Ultra Pixel」CMOSセンサー

HTC J Oneの背面カメラは400万画素ということで、国産モデルを中心に普及している1300万画素クラスのカメラに一見大きく引けを取るように見えますが、実はあえて画素数を落とすことで一つの画素に光をよりたくさん取り込むことができるようになった新型のCMOSセンサー「Ultra Pixel」を搭載しているのです。

おかげで1300万画素のカメラよりも3倍も明るく撮影することが可能になっており、暗いところで撮影すると発生するノイズも50%ほどカットできるそうな。

というわけでさっそくiPhone 5とHTC J Oneのカメラを暗所で比較してみました。(クリックで拡大します)

 (↑HTC J One)

 (↑iPhone 5)

どうでしょうか、木やプールサイドの芝生を見ていただくとHTC J Oneのカメラは明るくしっかり描写できていることがわかると思います。iPhone5には暗所に強いと言われるソニー製のカメラモジュール「Exmor R」が搭載されておりますが、それ以上とは・・・素直にすごいと思います。まだ操作も慣れずに適当に撮った写真でこれなのですから設定などをしっかりすればもっと綺麗に撮影できるでしょう。

こちらは動画撮影です。撮影中にズームできたのがちょっぴり嬉しかった。
参考までにどうぞ。



ちなみにインカメラは88度の超広角フロントカメラ(210万画素)で、ビデオチャットを多用する方もばっちりです。

わかりやすい画素数ばかり追いかけるスマホカメラ界に一石を投じたHTC。
メガピクセル競争に終止符を打てるのでしょうか?今後のスマートフォンカメラ界は要チェックですね。


GALAXY S4にも負けない充実のカメラ機能「HTC Zoe」

HTC J Oneの売りはカメラの明るさだけではありません。良いカメラを生かすために「HTC Zoe」という様々な機能を搭載しています。高速起動はもちろんのこと、1秒間に8枚で計99枚の連写や、動画と静止画の同時撮影。更にはカメラ起動中に常に動画をバッファすることでシャッターを押した前後4秒間を保存し、集合写真でみんなが笑顔の状態を合成したり、背景に映り込んでしまった通行人の削除など高度な編集も自由自在です。



↑「HTC Zoe」に関しては会場でも流れた公式の商品紹介動画を観ていただくとかなり分かりやすいかと思います。あ、音楽含めなかなかかっこいいPVなので、HTC J One欲しくなっちゃうので注意です(笑)


中身の動作はヌルヌルで超快適!・・・・・・・なのは当たり前なんです

こういうAndroidスマートフォンのレビュー記事を書くときに、まず第一声が「ヌルヌル動く!」だとか「サクサク動作します」ってあるじゃないですか。もうね、そういうの書かなくていいんですよ。

だって「ヌルヌル動くのが当たり前の時代になったのだから!」

各社、Androidの扱いに慣れてきたのかAndroid4.1の効果なのか、どの機種も不満なくぬるぬる動くようになってきました2013年。
その中でもHTC J Oneは特に良い操作感です。指に吸い付くようにTwitterのタイムラインを操作できたのがちょっと感動。Androidもほんと良くなってきたよね。

↓SNS、ニュースの最新情報をホーム画面に表示する“HTC BlinkFeed”などを適当に操作してみたので動画をご覧下さい。



非常になめらかに操作できていることがわかると思います。今はiPhoneを使っている身からしてもかなり好印象でした。
デフォルトのホーム画面は“HTC BlinkFeed”の更新情報に占有されており、デフォルトでは自由にアプリのアイコンやウィジェットを置くことはできないようです。その辺はユーザーの好みでカスタマイズをしていきましょう。


"meet the HTC night"最後に・・・


今回のイベント、まさかauの田中社長まで登場するとは思わなかったのでびっくり。


auでHTCが本格的にAndroidスマホで進出した「HTC EVO WiMAX ISW11HT」発売前からHTCのCEO・ピーター・チョウさんと田中社長は親密なようで、これからもauとHTCの新機種が楽しみになりました。


会場となった青山迎賓館はこのイベントのためにHTCのイメージカラーであるグリーンでライトアップ、au×HTCのスペシャルカクテルや料理が振る舞われた

『HTC J One』は6月下旬以降の発売です。気になる方はぜひ一度手にとってみてください。
アルミボディの質感に一目惚れ(違う?)しますよ。
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『HTC J One』基本スペック
ディスプレイ:4.7インチフルHD(1920×1080)液晶
CPU:Snapdragon 600「APQ8064T(クアッドコア、1.7GHz)」
メモリ:2GBRAM、32GB ROM
メインカメラ:400万画素(UltraPixel)
前面カメラ:210万画素
その他機能:ワンセグ、おサイフケータイ/NFC、赤外線通信
防水・防塵:非対応
バッテリー容量:2300mAh(取り外し不可)
OS:Android 4.1

HTC J One HTL22関連のアクセサリーはこちらです。

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