イギリス・ロンドン旅行記④~3日目・近代と歴史が交錯する、午後ティーと招き猫編~


イギリス・ロンドン旅行記③~2日目・優雅な朝、詐欺遭遇でホームズが9¾のロンドン寿司編~の続き。

ロンドン滞在3日目。
本日は歴史的建造物を周り、大英博物館でアフタヌーンティーを楽しむ予定。のんびり行程の日。


2月2日(イギリス現地時間)・教会と金融街



ホテルを出てバスを乗り継ぎ、街を歩いていると旧正月で観光客が多い中国人と勘違いしたのか「ハッピーニューイヤー!!」と客引きが話しかけてくる。それを尻目に最初に向かったのはドーム状の塔が特徴的な「セント・ポール大聖堂」だ。


広場正面の階段には観光客が大勢おり、思い思いに写真を撮っていた。さっそく大聖堂の中に入ってみると、豪華な作りの高い天井と広さにびっくり。今日は日曜日で礼拝の日らしいので、参加することもできたが、長い時間じっとしていられる気がしなかったのでパスした。自由に動きまわることはできなかったが、初めて教会というものに入ったのでドキドキしつつも神妙な独特の雰囲気を楽しめた。




セント・ポール大聖堂を後にし、シティ・オブ・ロンドン(金融街)を歩く。正直、どの建物も歴史的建造物に見えてくる。



建物の間の小道を覗くとこんな風景が広がっているのだ。わくわくしないわけがない。


ロンドンバスが並ぶ壮観な絵。良いものが見れた。


途中、立ち寄ったのが「レドンホールマーケット」というマーケット。


ロンドンオリンピックのマラソンコースやハリーポッターのダイアゴン横丁のロケ地にもなったこの場所は、統一されたお店のデザインがオシャレの一言。


日曜の朝早い時間だったので工事関係の車両と少しの観光客ぐらいしかおらず、閑散としていたので雰囲気を思う存分独占できた。


いたるところにあるエンブレムがいちいちカッコイイ。


マーケットの隣にある、まるでプラントのようなオフィスビルの存在感はかなりのもの。ロンドンの近代と歴史の共存した風景はとても魅力的だ。


地獄の階段


しばらく歩くと見えてくる一本のモニュメントが「大火記念塔」である。1666年に起きた「ロンドン大火」の復興を記念して建造されたこの石造りの塔は、入場料を払うことで登ることができる。もちろんエレベーターは無い。


いやがる喫煙者を説得して登ってみた。ご覧のとおり中は狭くて永遠と階段が続く。すれ違うのもやっとだ。


子どもも頑張る。


やっとの思いで登り切ると、ロンドンの街並みが360度一望できる網で覆われた展望台に辿り着く。風が強かったが天気が良かったので、ちょっと新宿っぽい景色は最高だった。海外の都会が見たい夢が叶って嬉しい。それにしても変な形のビルが多い。人間は変な形のビルを作って技術力を争うのか。


有料公衆トイレ。コインを入れても動かなかった。


近未来的、というか綺麗な駐車場入口。素敵すぎる。



川沿いに進み、タワー・ブリッジを目指す。


調味料どばどばのフィッシュアンドチップス


歩き続けて小腹がすいたところで、世界遺産のタワー・オブ・ロンドン近くにある広場で昼食をとった。


どばどばかける前のフィッシュアンドチップス

適当なフィッシュアンドチップスを頼んだが、ここのお店は定番のモルトビネガーと塩はもちろん、ケチャップやチリソース、テリヤキソースなど、調味料がかけ放題だった。店員さんの目もないので思わず全種類かけてしまったが、とっても美味しかった。ここで気付く、フィッシュアンドチップスは調味料をどばどばかけて食べるのが限りなく正解に近いと。


タワー・ブリッジと金髪少女


タワー・ブリッジは、イギリスのロンドン市内を流れるテムズ川に架かる跳開橋で、橋の内部は橋の博物館になっており、景色と共に橋の歴史を知ることができる。


個人的に青い着色のデザインが非常に好きだ。

飛んだらしい

展望台の出口に差し掛かったところで、友人がその場にいた「金髪少女可愛い!可愛い!」と騒ぎ始めた。典型的な残念な日本人である。どこの忍だ。


大英博物館と初アフタヌーンティー


タワー・ブリッジを後にし、バスを使って本日最後の目的地「大英博物館」にやってきた。膨大な展示品の数から一日で回り切ることは不可能と言われているが、特にこだわりは無いので気軽に見て回ることに。



キングス・クロス駅のような天井と、白を貴重とした博物館ロビーはXファイルに出てきそうな異空間、素敵空間。とにかく人がいっぱい。


主に国ごとに展示が分かれている。日本も勿論スペースがあり、展示されているものは皆さんの想像するもので大体合っている。


本物、ロゼッタストーン。


偽物、ロゼッタストーン。こちらは触れる。


この大英博物館は入場料無料の上に写真撮影オールOKなところが大変太っ腹である。お土産コーナーも充実。


イギリスとは言えば

大英博物館にやってきた目的の一つに「アフタヌーンティーを愉しむ」というものがあった。実は上階にCourt Caféというカフェがあり、ここのアフタヌーンティーが良いという情報を見つけて前日にネットで予約しておいたのだ。デキる男、やむけいさんと呼んでもらって構わない(・´з`・)


きた。これが本場のアフタヌーンティーというやつだ。それぞれ好みの紅茶と、二階建てのお皿。上段にはスコーンとクリームチーズ、いちごジャム。下段にはケーキ、そしてサンドイッチというかなりのボリューミーさ。自分は元々小食なので最後に食べた下段のケーキはとてもキツかった……。隣で余裕で平らげる外国人を見ると、やはり胃袋の作りが違うんだなと実感。とはいえとても優雅な午後を過ごすことができた。

「あの、すいません……持ち帰れますか……?」


大英博物館を後にして、向かいにある「Fancy That Of London」というお店でお土産を吟味。欲しかったイギリス国旗……はデカいのでランチョンマットを手に入れた。大英博物館はホテルから近いので街並みを楽しみながら徒歩で帰路につく。


夕食はイタリアンに


この日は歩き疲れたのでホテルで少し休憩した後、近くのイタリアンレストラン「Ristorante Sirena Italiano」でピザとパスタを食べた。食べ慣れた味でとても美味しく感じた。


店内に招き猫が置いてあったり、拙い英語に付き合ってくれるお姉さんが優しかったりと、実に良い夕食であった。

ホテルで休憩している時に、たまたまロケットニュース24で世界一マズいと言われる「POT NOODLE」がイギリスで売られているというのを知ってしまったので、帰りのコンビニで飲み物と一緒に入手。帰国後、未だに手を付けていない……。


近日公開予定の"イギリス・ロンドン旅行記⑤"に続きます。
イギリス・ロンドン旅行記①~1日目・出発編~
イギリス・ロンドン旅行記③~2日目・優雅な朝、詐欺遭遇でホームズが9¾のロンドン寿司編~
イギリス・ロンドン旅行記④~3日目・近代と歴史が交錯する、午後ティーと招き猫編~←イマココ
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