【レビュー】『JayBird BlueBuds X』8時間使えてボックスレスなBluetoothイヤホンの決定版!ケーブルから解放される快適さがハンパない!


 最近、iPhoneやスマートフォンで音楽を聴く人が増えていて、電車で手元のスマホからイヤホンのケーブルが垂れている人をよく見かけます。「ケーブルが鬱陶しくないのかな?」といつも思っています、やむけい(@yamkei)です。

 そんなイヤホンケーブルの鬱陶しさから開放してくれるのがズバリBluetoothイヤホンです。各社から様々なモデルが発売されており、うちのブログだとこんな商品も以前紹介したことがあります。

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とまぁ色々な製品があるのですが、5月24日に"最強のBluetoothイヤホン"と言ってもいいくらいのパワフルな製品が登場しました。それはズバリJayBird BlueBuds Xです。ズバリバリ。

 このBluetoothイヤホン、海外では結構前から発売していたモデルなのですが、フォーカルポイントさんが代理店として日本でも発売してくれたので、国内でもしっかり保証付で買えるようになりました。ではなぜこのBluetoothイヤホンが決定版・最強なのかご紹介しましょう。


音楽連続再生8時間、スタンバイ250時間


 Bluetoothイヤホンで8時間もの音楽再生ができるのは驚異的です。
今までは普通は2時間、良いもので4時間程度でした。一気に倍倍ですよ!

しかも!


ボックスレスで異次元の使いやすさ


こういうの、↑好きなイヤホンが使えるメリットはあるけれど・・・やっぱり邪魔

 普通のBluetoothイヤホンって、レシーバー(受信機)の箱がついてて、せっかくiPhoneやDAPとイヤホンを無線化しても、結局は服のどこかにクリップで固定したりしなくてはいけませんでした。


今回ご紹介する"JayBird BlueBuds"はボックスレスタイプなので、本当にイヤホンのケーブル一本だけを装着するようなスタイルになります。これがもう本当に快適。今までのイヤホンはなんだったのかというくらい取り回しが素晴らしいです。もちろんボックスレスタイプのBluetoothイヤホンは他にも存在しますが、先ほど挙げた「バッテリーのもちの良さ」を兼ね備えたモデルは見つかりません。これぞBluetoothイヤホンの真骨頂ですよ!

 あと音質がBTイヤホンにしてはとてもイイらしい。
これらが僕が購入しようと思った主な理由です。それでは実際に開けて使ってみましょう。


開封


 横に開く高級感のあるパッケージ。まるでスマートフォンの箱みたいです。
"JayBird BlueBuds X"のカラバリはミッドナイトブラックストームホワイトの2色。既に手に入れた方を見るとみなさんブラックを買っているようなので、僕はホワイトを買ってみました。(ホワイトしか在庫がなかった)


 ヨドバシカメラで購入。価格は18,800円。ポイントを差し引くと実質16,920円でした。ポイントを生活必需品に当てればまぁいいでしょう。

 正直、イヤホンとしてはめちゃくちゃ高いです。ちょっとした高級イヤホンが買えてしまいます。しかし、それだけの価値があるんです。


本体


 こちらがイヤホン本体。ケーブルは平べったい形のいわゆるきしめんタイプで断線に強そう。重さは約13.8gととっても軽量です。レシーバーとバッテリーが内蔵されているっぽいハウジング部分はちょっぴり大きめ。こんな小さいところに入るんだなぁ。

でも、↑今までのボックスレスイヤホンと比較すると全然小さくて気になりません。すごく進歩したもんだ。


 右耳側には充電用のmicroUSB端子を装備。スマホの充電ケーブルを使いまわしできるのが非常に嬉しい。マイク付きリモコンは上下のボタンで音量調整や曲送り/戻しが可能。真ん中のボタンは再生/一時停止で、iPhoneと接続している場合は2回でリダイヤル、長押しでSiriが起動できます。ポケットから本体を取り出さなくても操作ができるのはほんっっとに便利!


付属品


 左上から順番に、コードの長さを調整するコードクリップ、各サイズのイヤーピース、激しい動きをしても耳の中で安定するイヤークッション、平べったいUSBケーブル。


 中でも特徴的なのがイヤークッションで、↑このように耳穴に固定することでランニングなど激しい動きでもイヤホンが耳からズレるのを防ぐことができます。


実はこのイヤホン、スポーツ用なのですね。もちろんいらない方は使わなくてもOKです。僕は使っていません。

付属品の中でも特に気に入ったのがポーチ。


チャックではなく磁力でパカッと開くタイプなので開閉がとてもしやすいのです。
これなら断線防止のためにも、めんどくさがらずにきちんとイヤホンを収納する癖がつきそうです。万一バッテリー切れのとき用の予備イヤホンを入れておくのにも良さそう。


装着感

アンダーイヤー(左)とオーバーイヤー(右)

 "JayBird BlueBuds X"はアンダーイヤーとオーバーイヤーの二つの装着方法ができます。僕は主にケーブルをちょっと短めにしたアンダーイヤーで装着しています。ケーブルを短めにしておくことで、気分によってアンダーとオーバーどっちもいけるので便利なんです。ケーブルの長さがジャストフィットする好みの装着感を得られるまで2、3日は試行錯誤しました。

 そういえば、オーバーイヤーで装着すると左右が逆になってしまうという話をどこかで聞いたのですが(公式写真でも逆になってる)、別に逆にしなくても装着できるんですが僕がおかしいだけ?

 付属のイヤーピースは、決して悪くは無いのですが、僕は普段からER-4Pという耳栓型の高遮音性イヤホンを使っているので、もう少し遮音性が欲しいのと、付属品は右耳がうまくフィットしなかったということもあって、イヤーピースを社外品のものに交換しています。

そこで、購入したのが定番のComply(コンプライ)のTx-500。

このイヤーピースは低反発性ポリウレタン素材でできているので、指でつぶしてから耳へ入れると中で膨らんでジャストフィットします。これを使ったら装着感がかなりアップした上に遮音性がかなり良くなりました!少々高いですが、とってもオススメです。イヤホン購入で発生したポイントで買うと良いと思います。イヤーピースはカナルイヤホンを語る上でとっても重要な部品です。


音質


 音質のレビューは非常に難しいのですが、しばらく聴いてみると低音がちょっと多めに出て目立つ印象。イコライザーで高音を強調させてやると、女性ボーカルが綺麗に響くようになって高音厨の僕も大変満足しています。一万円程度の高級イヤホンと同レベルではないでしょうか。

 なによりBluetoothイヤホンとは思えない程度の音がでます。よっぽどこだわる人以外はみんな満足できると思いますよ。

 でもずっと使ってると気になるのがたまに発生する音程のズレ。Bluetoothイヤホンではよくある事例なのでこのイヤホンだけではないのですが、じっくり音楽を聴いていると「このボーカルこんなに音痴だっけ?」とか「自分の耳がおかしくなったのか?」と違和感を覚えます。発生する環境が特定できていないのですが、外で他の無線機器との混線が原因でしょうか。たまーになのでまぁ。もしかしたらウォークマンFの出力がイマイチなのかも。iPhone 5と接続している時は安定している気がします。
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※やっぱり初代ウォークマンFシリーズのBluetooth出力が弱いだけでした。新しいウォークマンFシリーズに変えたらとても安定しています。


自分の好きなイヤホンを使える"Bluetoothレシーバー"をやめたワケ

 今まで僕はBluetoothイヤホンを使う場合「自分の好きなイヤホンを使えたほうがいいだろー」と思っていたのですが、レシーバー(受信機の箱)がね、やっぱり邪魔なんですよ。「レシーバーにイヤホン指すならもう本体に挿しても大して変わらないじゃん」と。
以前、初代Xperiaのイベントで貰ったHBH-DS205も結局使わなくなってしまいました。


衝撃を受けたBluetoothイヤホン「HBH-IS800

 そんな時に僕が初めて出会ったボックスレスなBluetoothイヤホンが2008年頃にソニーエリクソンが発売した"HBH-IS800"というモデル。世界最小Bluetoothヘッドセットと謳われたとおり、ほぼケーブル一本なのです。当時僕はこれに衝撃を受けて「欲しい!」と思ったのですが日本未発売というのと、バッテリーの問題(2時間くらいしかもたない)、Bluetoothを搭載したDAPがまだ無かった(アダプタは面倒くさい)ということもあって入手を断念しておりました。

「こういうBluetoothイヤホンなら欲しいなー」と昔から考えていて今回、機能や性能などで納得してようやく買えたのが「JayBird BlueBuds X」ということになります。


冒頭でも書きましたが、やはりボックスレスなBluetoothイヤホンは非常に快適ですよ。

今までは
ポケットからウォークマンを取り出す→イヤホンをぐるぐる解く→耳につけて再生→ポケットにウォークマンをしまう

これからは
JayBird BlueBuds Xを取り出して耳に装着→ボタン押して再生

とっても楽ちんです。革命的にイヤホンの使い方が変わります(大げさじゃないですよ)。ほんと快適すぎて家の中でも使うようになりました。ケーブルから開放される快適さをぜひ体感してほしいです。


ヘッドホンタイプなら連続再生40時間が可能な製品も

おまけといってはなんですが、実はヘッドホンタイプのBluetooth製品だと、なんと40時間も再生が可能なソニーのDR-BTN200という製品も発売されています。レビューを見ると音質はそこそこみたいですが、バッテリー重視でヘッドホンでも良い方はこちらも要チェックです。NFC対応で1万円もしないのでコスパもかなり良いです。


でも僕のオススメはやっぱり「JayBird BlueBuds X
買ってよかったです!人気爆発で品切れが続いていますが、よかったらぜひ!

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