新型モデルのレビューはこちらです。
【レビュー】スリム・イズ・ビューティフル。完全フルモデルチェンジ『Surface Pro 3』
こんにちわ、やむけい(@yamkei)です。
マイクロソフトの本命・本気タブレット"Surface(サーフェス)"のWindows 8 Pro版である「Surface Pro(サーフェスプロ)」がついに日本国内で販売開始されることになりました!
発売日は6月7日(金)で、価格は128GBモデルが99,800円、256GBモデルが119,800円となっています。米国では2月9日に発売されているので、約4ヶ月遅れでの日本投入となりました。
Surface Proの価格はOfficeを考慮すると海外より2割安い。この点について日本マイクロソフトの横井氏は「1ドル80円の頃に価格を決めたのが理由。OSやOfficeのライセンス価格は他社と同じ。つまり、いまはお買い得」とコメント。
— つやつや (山口健太)さん (@tezawaly) 2013年5月29日
今回発売される日本市場モデルはOffice Home and Business 2013(Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook)が標準搭載、さらには64GBモデルの代わりに256GBモデルがライナップに追加とサービスてんこ盛りです!超羨ましい!!
僕は輸入して、もう買っちゃってます
僕は日本発売を待てず、海外モデルを輸入して既に二ヶ月以上持ち歩き用として使っているので(この記事を書いているのもSurface Proです)、このタイミングで改めてじっくりレビューしていきたいと思います(確信犯)。これから国内モデルの購入を考えている方へ参考になれば幸いです。
また、この記事中には当ブログのSurface Pro関連の過去記事へのリンクが多数あるので、一旦この記事をブックマークしてからじっくり読んでいただくのをオススメします
(Surface Pro 2の話題はこちらです)
Surface Pro開封/Unboxing
細長で絵本のように開くパッケージは今までになかった斬新なデザインでオシャレ。
Surface Pro本体とACアダプタ、デジタイザペン、ACアダプタ、説明書が付属しています。
Windows 8 Proのステッカーが眩しいACアダプタにはUSB端子がついており、他のUSB端末の充電が同時に可能です。コンセントが一つしかないカフェで、Surface Proの一つしかないUSB端子を占有することなくiPhoneやスマホを同時に充電するといった便利な使い方ができます。気が利いてる!
Surface Pro本体の電源接続部分はMacのMagSafeのような磁石でくっつくタイプ。通電中は白いLEDが光ります。
マグネシウム合金で質感の高い本体
台形のブラックな本体は剛性があってしっかりした作りです。その代わり手の油分が目立ってしまうのはちょっと気になるかも。重量は903gと、タブレットとしてみると重く、片手で使うのは辛いものがあります。しかしウルトラブックとして考えれば十分軽くて持ち運びやすいです。これは使う側の気持ちの問題ですね。僕はモバイルPCとして購入したので大変満足しています!
ノートPCがタブレット感覚で持ち運べる機動性の高さ
Surface Proは中身が「Windows 8 Proの動く正真正銘のパソコン」とはいえ、外見は完全にタブレットです。
「雑誌を持ち運ぶ感覚」でノートPCが使えます。
常に鞄に入れても苦痛にならないこの感じこの感覚がSurface Pro(どこかで聞いた宣伝文句)。非常に良いです。
ちなみに僕がSurface Proを持ち運ぶときはこんなケースを使っています。
無印良品『ジーンズのラベル素材で作った丸留め付き封筒』がMacbookやSurfaceのPCケースにピッタリな上に安くて震える! | Digital Grapher
背面は傷つきやすいので注意が必要
テーブルによく触れるであろう裏面は、すぐに傷が入ってしまいます。僕も手に入れて一週間ほどで2ヶ所ほどやってしまいました。
対策法
本体の角に厚みのあるシールを貼って、テーブルに置いたときに本体が直接当たらないように対策しました。マイクロソフトの中の人の高橋 忍さんは、デコレーション用のステッカーを使ってSurfaceの背面を保護してるみたいです。かっこいい!
Surface の背面を保護する - 高橋 忍のブログ - Site Home - MSDN Blogs
うちにもステッカーシートが余ってるのでやってみようかな・・・。と思いましたが僕はこんなのを買ってみました。
Surface Pro 2の背面を保護するためにDecalgirlのスキンシールを貼ってみた #SurfaceJP | Digital Grapher
これらのキーボードは無線接続ではなく、Surface Pro本体にある端子へ磁石でカチッと接続するので、ペアリングを待たずにダイレクトに使うことができます。
他のWindows 8タブレットにもキーボードドックのような周辺機器はありますが、動画を見ていただくと分かる通り、Surfaceのキーボードカバーほど一体感があって使いやすいものはありません。まさにノートを開くかのような使い勝手です。僕がSurface Proを選んだ大きな要因でもあります。
「どっちを買おうかな」と迷う方もいるかもしれませんが、ここでオススメしておきたいのはズバリ「Type Cover」です。Touch Coverと比べても厚さの違いはそんなに気にならず、物理キーの入力のしやすさはピカイチです。僕はこの打鍵感がすごく好みでした。
しかし一つ不満があります。それはType CoverのファンクションキーがFn同時押しじゃないと動かないという点です。普段、文章を打っていてカタカナへ変換する時に「F7」をよく使っている自分はこの仕様はちょっと使いづらいかなーと。今のところBIOSでも変更できないので、なにか良い方法があればなーと模索中です。
(追記1)
6月のアップデートでファンクションキーロックが可能になりましたが、日本語キーボードだけ仲間はずれにされました。どういうこと・・・
(追記2)
Windows 8.1アップデートのタイミングで日本語キーボードでもファンクションキーロックが可能になりました!
【Surface Pro】いつのまにか日本語Type Coverでもファンクションキーロックができるようになってた! #SurfaceJP | Digital Grapher
おまけで参考までに、Type Coverを閉じたときに画面に残るキーボード痕の例です。上部に線が一本入っているのがお分かり頂けるかと思います。カバンの中に入れて持ち運ぶとどうしても圧力で痕がついてしまうのですが、これは拭けばしっかり取れるので心配ご無用です。
気になる方は液晶保護フィルムを貼っておくと安心です。僕も貼っています(今はとりあえずRT用ですけど)。
これにはかなりイライラします。特にちょっと手に汗をかいているときは滑りが悪く、カーソルがうまく動いてくれなかったり、あらぬ方向に飛んだりと、正直言って使い込めば使い込むほど残念です(まさにマクドナルドでこの文章を書いている今も!)。しかしマウスの設定を少しいじってやるとそこそこ改善します。
Surface RT/Proの小さいタッチパッドとうまくお付き合いする方法。設定変更で操作性アップ! | Digital Grapher
まぁガチで作業する時はBluetoothマウスを接続しちゃいますが、実は付属のデジタイザペンがマウス代わりにかなり使えるのです↓
もちろん書くだけじゃなくて、ウィンドウの操作や基本操作などもペンがあるとすごい楽なので、これならマウスがなくても頑張れそうです。1024段階の筆圧感知に対応しており、液晶ペンタブレットとしての使い方も可能。絵描きさんも落書き程度には困らないんじゃないでしょうか。
更に詳しい「デジタイザペンとEvernoteを使ったデジタルノート活用」についての記事は
"Surface Pro"をデジタルノートとして活用~Evernoteとデジタイザペンの組み合わせがすこぶるイイ!~ | Digital Grapher
ちなみにGalaxy Note2やThinkPadのデジタイザペンも使えるようですよ。
キーボードカバーに隠れて影が薄いWindows 8の標準ソフトウェアキーボードも、実は快適に文字を入力することができます。タッチパネルの感度が良いので打ちやすく、慣れたら高速でタイプできます。ちなみにタップ音はWindows Phoneでおなじみのポコポコというもので非常に心地よくて僕のお気に入りです。このキーボードでGoogle日本語入力もちゃんと使えます。
ただ、普段使う分にはあまり気になりませんが、自分のSurface Proは若干黄色っぽい感じです。
そして懸念事項が一つ。このディスプレイサイズでフルHDは文字が小さくてちょーっとキツいものがあります。僕はGoogle Chromeで125%に拡大して使っています。
Windows自体のディスプレイ設定でも標準は125%となっており、自分の好みで変更もできます。100%にするとほんとに細かいですが、ディスプレイの底力を体感できますよ!
↑右側面
microSDスロット、電源端子、mini displayport
↑下部
Touch Cover/Type Cover端子
Windows 8 ProなのでもちろんUSBを使ってなんでもござれ状態です。
Surface Proはキックスタンドで自立させると少し斜めになります。この状態で外側のカメラを使おうとすると写真の画角が斜めになってしまうように思えますが、ちゃんと真っ直ぐになるようにカメラには角度がつけられています。
カメラはあくまで「写る」レベルの画質です。ビデオチャットなどで使うなら必要十分かな。Surface Pro一台あればUstream配信できたり色々使い道もありそう。
CPUはIntel Core i5 (Ivy Bridge)3317U 1.7GHz、メモリは4GBで通常の作業は快適なのはもちろん、動画編集なども非常にパワフルにこなせます。一枚板のタブレットでこれだけのスペックが得られるというのは本当に驚きです。その代わり発熱で背面がけっこう熱くなるので夏場はちょっと心配です。ヘビーに使う方はノートPC用の冷却装置があると安心かもしれません。
GPUはHD Graphics 4000を搭載。3Dゲームもグリグリ動くようです。
YouTubeで「Surface Pro Game」で調べると色々出てくるので興味がある方は見てくださいな。すげえ・・・。
タブレットでこのポテンシャルはほんとすごいと思います。
Windows 8ではスナップという機能を使って画面を分割してアプリを使うことができます。どんなふうに便利かというとこちらの映像を見ていただくのが早いかも。
こういう使い方はiPadやAndroidタブレットでは通常できないので、Surfaceの強みです。
僕のオススメはTwitterのタイムラインをアプリで横に表示しつつデスクトップで作業すること。
【アプリ】UserStreamに対応したWindows 8/RT用Twitterクライアント『Mevy』 #SurfaceJP | Digital Grapher
Mevy ...
【アプリ】マルチカラム、Userstream対応のWindows 8/RT向けTwitterクライアント「Aristea」 #SurfaceJP | DIGITAL GRAPHER
↑詳細はこちらの記事をご覧下さい。とっても便利ですよ。
Surface Proをタブレットモードで使う場合は通常のデスクトップアプリよりも、上で紹介したTwitterクライアントのようなタッチ操作に最適化されたWindows 8向けアプリが使いやすいです。
ニュースを読んだり
地図を見たり(GPSは非搭載)
Googleアプリでは音声検索なども利用できます。ちょっとした調べ物ならデスクトップよりこちらのほうが早いですね。他のWindows 8なウルトラブックだとここまで軽快に使いこなせないんじゃないでしょうか。やはりタブレット形状は気軽に使いやすいです。ただ、アプリの数が致命的に少ないので早急にストアの充実を図ってほしいですね。
・画面の明るさ50%以下
・iPhone 5とWi-Fi接続でテザリング
・ネットブラウジングや文書編集
・動画は見ない
これで大体4時間半ほど使えます。これ以上長居する場合は最初から電源のある場所を選ぶので、問題はありません。それと、スリープ状態でのお漏らしが少ないのがとっても良い感じです。
あらためて、BBenchというソフトでちゃんと動作時間を計測してみました。
ぜひご覧ください。
"Surface Pro"のバッテリー駆動時間をBBench(バッテリーベンチマーク)で計測してみたら #SurfaceJP | Digital Grapher
Surface Proには128GBモデルと64GBモデル(国内向けは256GBですね)がありますが、人によっては足りない場合もあるかもしれません。そんな時はmicroSDカードで容量を追加することが可能です。
↑僕はこのSanDiskの64GBを使っています。母艦とのデータの受け渡しにも便利です。
それは「不安定な場所で使いづらい」ところです。Surfaceは構造上、キーボードカバーを開いてキックスタンドで液晶を立てて使うものなので、膝の上に置いてキーボードを打っていると液晶側がぷらぷら揺れてしまい集中できません。そういうものだと割り切ってしまえば問題ありませんが、頻繁に電車内で膝の上コンピューティングする方にはちょっとオススメできません。
これは欠点というよりも、あくまでタブレットPCなのでクラムシェル型のノートPCと同じ使い勝手ではないという感じです。ユーザーはこれに納得しておく必要があります。膝の上ではタブレットモードでソフトウェアキーボードのほうが快適ですよ。
ほーら欲しくなってきたー!
国内のSurface RTの発表会で実機に触れて惚れてしまい、次の日の夜には思わず海外サイトの注文ボタンを押していたほどです。Macbook Pro Retinaを買おうとしていた予算だったにも関わらず・・・!
【レビュー】触って印象が変わった『Surface RT(サーフェス)』~RTモデルはPCとタブレットの良いとこどり端末~(その1) | Digital Grapher
"Surface Pro"を日本から買える海外通販サイトの輸入価格比較 | Digital Grapher
『Surface Pro 128GB』を購入しました ~1shopmobileで輸入、手元に届いて開封までの流れ~ | Digital Grapher
Surface Proはタブレットとウルトラブックの良いとこ取り端末という印象が強いです。よほどヘビーに使わない限りメインマシンもこなせると思います。最大のライバル、競合製品はアップルのMacbook Air 11インチになるでしょう。今でもMacbookが欲しいなとたまに思うのですが、Surface Proのデザイン、キーボードカバーの一体感、持ち運びやすい軽快さ、性能、それぞれかなり気に入っているので、後悔はしていません。むしろ「マイクロソフトもイケてるやん」と見直しました。
今年末にはWindows 8.1無償アップデートもあるのでこれから楽しみです。
@SurfaceJPさん脅してよかった!(違う)
何か試して欲しいことがあればコメントか(@yamkei)までお願いします。
また、この記事をTwitterやFacebookなどでシェアしていただけるととっても喜びます!
【レビュー】マイクロソフト"Surface Pro 2" ~前モデルから買い換えてわかった新型の進化ポイント~ #SurfaceJP | Digital Grapher
新型のSurface Pro 2を購入しました。
新型のSurface Pro 3を購入しました。
うちにもステッカーシートが余ってるのでやってみようかな・・・。と思いましたが僕はこんなのを買ってみました。
Surface Pro 2の背面を保護するためにDecalgirlのスキンシールを貼ってみた #SurfaceJP | Digital Grapher
本体との一体感、装着がやみつきになるキーボードカバー
Surfaceの特徴といえば、簡単に取り外しできるカバー兼キーボードの「Touch Cover」と「Type Cover」です。前者は感圧式でよりスマートに、後者は物理キーで快適な入力を実現しています。
↑感圧式のTouch Cover、カラーバリエーションあり
↑物理キーのType Cover、ブラックのみ
これらのキーボードは無線接続ではなく、Surface Pro本体にある端子へ磁石でカチッと接続するので、ペアリングを待たずにダイレクトに使うことができます。
(1:00~)本体とキーボードカバーは「カチッ」と磁石で接続される。癖になる気持ちよさ!
他のWindows 8タブレットにもキーボードドックのような周辺機器はありますが、動画を見ていただくと分かる通り、Surfaceのキーボードカバーほど一体感があって使いやすいものはありません。まさにノートを開くかのような使い勝手です。僕がSurface Proを選んだ大きな要因でもあります。
Touch CoverとType Coverの厚みの違い
「どっちを買おうかな」と迷う方もいるかもしれませんが、ここでオススメしておきたいのはズバリ「Type Cover」です。Touch Coverと比べても厚さの違いはそんなに気にならず、物理キーの入力のしやすさはピカイチです。僕はこの打鍵感がすごく好みでした。
しかし一つ不満があります。それはType CoverのファンクションキーがFn同時押しじゃないと動かないという点です。普段、文章を打っていてカタカナへ変換する時に「F7」をよく使っている自分はこの仕様はちょっと使いづらいかなーと。今のところBIOSでも変更できないので、なにか良い方法があればなーと模索中です。
(追記1)
6月のアップデートでファンクションキーロックが可能になりましたが、日本語キーボードだけ仲間はずれにされました。どういうこと・・・
(追記2)
Windows 8.1アップデートのタイミングで日本語キーボードでもファンクションキーロックが可能になりました!
【Surface Pro】いつのまにか日本語Type Coverでもファンクションキーロックができるようになってた! #SurfaceJP | Digital Grapher
キーボードが触れて画面に残る跡の例
おまけで参考までに、Type Coverを閉じたときに画面に残るキーボード痕の例です。上部に線が一本入っているのがお分かり頂けるかと思います。カバンの中に入れて持ち運ぶとどうしても圧力で痕がついてしまうのですが、これは拭けばしっかり取れるので心配ご無用です。
気になる方は液晶保護フィルムを貼っておくと安心です。僕も貼っています(今はとりあえずRT用ですけど)。
Touch Cover/Type Coverのタッチパッドは小さくて使いづらい
これにはかなりイライラします。特にちょっと手に汗をかいているときは滑りが悪く、カーソルがうまく動いてくれなかったり、あらぬ方向に飛んだりと、正直言って使い込めば使い込むほど残念です(まさにマクドナルドでこの文章を書いている今も!)。しかしマウスの設定を少しいじってやるとそこそこ改善します。
Surface RT/Proの小さいタッチパッドとうまくお付き合いする方法。設定変更で操作性アップ! | Digital Grapher
まぁガチで作業する時はBluetoothマウスを接続しちゃいますが、実は付属のデジタイザペンがマウス代わりにかなり使えるのです↓
デジタイザペンが便利!
Surface Proにはワコムのデジタイザ技術を使ったペンが同梱されていて、文字はもちろん、ガチな絵を書いたりすることもできます。「ペンなんて使わないだろ」って思うじゃないですか。いやー見事に裏切られました。
「液晶にペンで書くの楽しいです」
もちろん書くだけじゃなくて、ウィンドウの操作や基本操作などもペンがあるとすごい楽なので、これならマウスがなくても頑張れそうです。1024段階の筆圧感知に対応しており、液晶ペンタブレットとしての使い方も可能。絵描きさんも落書き程度には困らないんじゃないでしょうか。
↓ぜひこちらをご覧下さい。
"Surface Pro"をデジタルノートとして活用~Evernoteとデジタイザペンの組み合わせがすこぶるイイ!~ | Digital Grapher
ちなみにGalaxy Note2やThinkPadのデジタイザペンも使えるようですよ。
【Surface Pro / ペン】標準付属の「ペン」とディスプレイとの間は「0.7mm」。まるで紙に書いているような感覚が得られます。ペンのお尻で書いた線をこすると、「消しゴム機能」になっています(続く) twitter.com/SurfaceJP/stat…
— Surface Japanさん (@SurfaceJP) 2013年5月29日
ソフトウェアキーボードも打ちやすいぞ!
キーボードカバーに隠れて影が薄いWindows 8の標準ソフトウェアキーボードも、実は快適に文字を入力することができます。タッチパネルの感度が良いので打ちやすく、慣れたら高速でタイプできます。ちなみにタップ音はWindows Phoneでおなじみのポコポコというもので非常に心地よくて僕のお気に入りです。このキーボードでGoogle日本語入力もちゃんと使えます。
ディスプレイ
10:9の10.6インチ Clear Type Full HDディスプレイは非常に高精細です。ただ、普段使う分にはあまり気になりませんが、自分のSurface Proは若干黄色っぽい感じです。
そして懸念事項が一つ。このディスプレイサイズでフルHDは文字が小さくてちょーっとキツいものがあります。僕はGoogle Chromeで125%に拡大して使っています。
Windows自体のディスプレイ設定でも標準は125%となっており、自分の好みで変更もできます。100%にするとほんとに細かいですが、ディスプレイの底力を体感できますよ!
Surface Proの入出力端子は?
↑左側面
イヤホンジャック、音量キー、USB3.0ポート×1↑右側面
microSDスロット、電源端子、mini displayport
↑上部
マイク、スリープボタン↑下部
Touch Cover/Type Cover端子
Windows 8 ProなのでもちろんUSBを使ってなんでもござれ状態です。
キックスタンド自立状態で最適な角度になるアウトカメラ
Surface Proはキックスタンドで自立させると少し斜めになります。この状態で外側のカメラを使おうとすると写真の画角が斜めになってしまうように思えますが、ちゃんと真っ直ぐになるようにカメラには角度がつけられています。
カメラはあくまで「写る」レベルの画質です。ビデオチャットなどで使うなら必要十分かな。Surface Pro一台あればUstream配信できたり色々使い道もありそう。
気になるマシンパワーは?
CPUはIntel Core i5 (Ivy Bridge)3317U 1.7GHz、メモリは4GBで通常の作業は快適なのはもちろん、動画編集なども非常にパワフルにこなせます。一枚板のタブレットでこれだけのスペックが得られるというのは本当に驚きです。その代わり発熱で背面がけっこう熱くなるので夏場はちょっと心配です。ヘビーに使う方はノートPC用の冷却装置があると安心かもしれません。
GPUはHD Graphics 4000を搭載。3Dゲームもグリグリ動くようです。
YouTubeで「Surface Pro Game」で調べると色々出てくるので興味がある方は見てくださいな。すげえ・・・。
タブレットでこのポテンシャルはほんとすごいと思います。
Windows 8の新機能を有効活用
Windows 8ではスナップという機能を使って画面を分割してアプリを使うことができます。どんなふうに便利かというとこちらの映像を見ていただくのが早いかも。
こういう使い方はiPadやAndroidタブレットでは通常できないので、Surfaceの強みです。
僕のオススメはTwitterのタイムラインをアプリで横に表示しつつデスクトップで作業すること。
【アプリ】UserStreamに対応したWindows 8/RT用Twitterクライアント『Mevy』 #SurfaceJP | Digital Grapher
Mevy ...
【アプリ】マルチカラム、Userstream対応のWindows 8/RT向けTwitterクライアント「Aristea」 #SurfaceJP | DIGITAL GRAPHER
↑詳細はこちらの記事をご覧下さい。とっても便利ですよ。
今後に期待のWindowsストアアプリ
Surface Proをタブレットモードで使う場合は通常のデスクトップアプリよりも、上で紹介したTwitterクライアントのようなタッチ操作に最適化されたWindows 8向けアプリが使いやすいです。
ニュースを読んだり
地図を見たり(GPSは非搭載)
Googleアプリでは音声検索なども利用できます。ちょっとした調べ物ならデスクトップよりこちらのほうが早いですね。他のWindows 8なウルトラブックだとここまで軽快に使いこなせないんじゃないでしょうか。やはりタブレット形状は気軽に使いやすいです。ただ、アプリの数が致命的に少ないので早急にストアの充実を図ってほしいですね。
バッテリー動作時間は?
僕が外出先にてSurface Proで作業する時の環境はこんな感じです。・画面の明るさ50%以下
・iPhone 5とWi-Fi接続でテザリング
・ネットブラウジングや文書編集
・動画は見ない
これで大体4時間半ほど使えます。これ以上長居する場合は最初から電源のある場所を選ぶので、問題はありません。それと、スリープ状態でのお漏らしが少ないのがとっても良い感じです。
あらためて、BBenchというソフトでちゃんと動作時間を計測してみました。
ぜひご覧ください。
"Surface Pro"のバッテリー駆動時間をBBench(バッテリーベンチマーク)で計測してみたら #SurfaceJP | Digital Grapher
microSDで容量を増やせる
Surface Proには128GBモデルと64GBモデル(国内向けは256GBですね)がありますが、人によっては足りない場合もあるかもしれません。そんな時はmicroSDカードで容量を追加することが可能です。
↑僕はこのSanDiskの64GBを使っています。母艦とのデータの受け渡しにも便利です。
唯一、マイナス面で気になるところ
それは「不安定な場所で使いづらい」ところです。Surfaceは構造上、キーボードカバーを開いてキックスタンドで液晶を立てて使うものなので、膝の上に置いてキーボードを打っていると液晶側がぷらぷら揺れてしまい集中できません。そういうものだと割り切ってしまえば問題ありませんが、頻繁に電車内で膝の上コンピューティングする方にはちょっとオススメできません。
これは欠点というよりも、あくまでタブレットPCなのでクラムシェル型のノートPCと同じ使い勝手ではないという感じです。ユーザーはこれに納得しておく必要があります。膝の上ではタブレットモードでソフトウェアキーボードのほうが快適ですよ。
Surface関連の動画を
Surfaceのプロモーションビデオから国内でも放映されるCM、攻殻機動隊とのコラボまで、Surfaceの世界観を感じることのできる映像をご覧ください。ほーら欲しくなってきたー!
Surface Proを購入したら揃えておきたいアクセサリや周辺機器をまとめてみました
"Surface Pro"を購入して手に入れたら、一緒に揃えておきたいアクセサリや周辺機器 #SurfaceJP | Digital GrapherAndroidアプリも使えます!
Surface Proが"10インチAndroidタブレット"に変身する『BlueStacks』でアプリを楽しもう #SurfaceJP | Digital Grapher最後に
久しぶりにワクワクするPCですよこれは!国内のSurface RTの発表会で実機に触れて惚れてしまい、次の日の夜には思わず海外サイトの注文ボタンを押していたほどです。Macbook Pro Retinaを買おうとしていた予算だったにも関わらず・・・!
【レビュー】触って印象が変わった『Surface RT(サーフェス)』~RTモデルはPCとタブレットの良いとこどり端末~(その1) | Digital Grapher
"Surface Pro"を日本から買える海外通販サイトの輸入価格比較 | Digital Grapher
『Surface Pro 128GB』を購入しました ~1shopmobileで輸入、手元に届いて開封までの流れ~ | Digital Grapher
Surface Proはタブレットとウルトラブックの良いとこ取り端末という印象が強いです。よほどヘビーに使わない限りメインマシンもこなせると思います。最大のライバル、競合製品はアップルのMacbook Air 11インチになるでしょう。今でもMacbookが欲しいなとたまに思うのですが、Surface Proのデザイン、キーボードカバーの一体感、持ち運びやすい軽快さ、性能、それぞれかなり気に入っているので、後悔はしていません。むしろ「マイクロソフトもイケてるやん」と見直しました。
今年末にはWindows 8.1無償アップデートもあるのでこれから楽しみです。
Surface Pro買ってほんとよかったわ。i5マシンをタブレット感覚で持ち歩けるのにフルキーボードだし4時間半保つし、デジタイザペン楽しいし。ね? @surfacejp さん?(威圧)
— ❎やむけい@ぼっち党員さん (@yamkei) 2013年5月10日
やむけいさんがProを国内で出せやと脅している
— 椨幸太@6/1はKSUG定例会さん (@Nexus_K) 2013年5月10日
@SurfaceJPさん脅してよかった!(違う)
何か試して欲しいことがあればコメントか(@yamkei)までお願いします。
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追記
新型のSurface Pro 2を購入しました。
追記
【レビュー】スリム・イズ・ビューティフル。完全フルモデルチェンジ『Surface Pro 3』 #SurfaceJP | DIGITAL GRAPHER新型のSurface Pro 3を購入しました。
キーボードをTouchかTypeのどちらにしようか悩んで
返信削除ネットで調べていたのですが
たいへん参考になりました^^
ありがとうございます。
ありがとうございます。お役に立てたようでなによりです。
削除こんなに詳しいサイト初めてですっ!ありがとうございます!
返信削除ありがとうございます!
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